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インプラント症例報告

先日インプラントの上部構造を2本装着いたしました。

歯を抜いてからのインプラントOpeならびにインプラント上部構造2本装着でしたので、期間が7か月ほどかかりました。

患者さまにおいてはようやく手に入れたインプラントの歯になります。

失うまではそこまで大切に考えていなくても失ってから歯を取り戻すまでは、期間も費用も掛かりますので歯の大切さを痛感されるかたちになることが多いです。

インプラントの上部構造が入るのがゴールではなく今後メンテナンスを含めて使っていただくという意味ではスタートラインに立ったところです。

今後はインプラントをしっかりメンテナンスしていただき大切に使っていただきたいと思います。

インプラント治療の歯科医院吟味のその前に

インプラントを希望される患者さんが少しづつ増えていますが、そもそもインプラントをするという事は歯を抜くことから始まります。

歯を抜くに至るケースとしてよく目にするのが、かぶせ物の中の虫歯の取り残しや歯を削り過ぎでほとんど歯のない状態です。

どういった経緯で虫歯の取り残しや歯を削り過ぎたのかは定かではありませんが、あきらかに技量の差により歯を抜くおよびインプラントに至るという流れになるかが決まります。

インプラント治療の技量差を吟味して歯科医院選びをされるケースをよくお見受けしますが、インプラント前の虫歯治療における歯科医院選びを十分にされることもかなり重要です。

1本の歯の大切さについて

先日インプラントOpe ならびに2次Opeを異なる患者さんに行いました。

当院では日頃歯を大切になされている方が多いので、インプラントに至ったとしても多くは1本埋入という事が多いです。

1本とはいえその大切さは計り知れなくその1本がなければ非常に食事がしにくいばかりか他の歯に負担がかかり歯が欠けたり割れたり2次的な被害が起こります。

1本歯を失ったからといって甘く見ているともう1本歯を失い2本インプラントをしないといけないケースにいたることもしばしばです。

たかだか1本されど1本の歯の大切さをこれからも患者さんに伝えて理解していただければと思います。

インプラント その前に予防

少し間があいてしまいました。

今回はインプラントの前の段階についてお話ししたいと思います。

とかく歯の治療は悪くなっても治るというイメージがあるかと思いますが、使えるようにはなりますが治るわけではありません。

違う言い方をすると何とか使える状態にするというのが治療です。

インプラントは自分の歯よりも寿命が短いです。

ですので自分の歯をいかに大切に守りなるべくインプラントにしないことがまず大切になってきます。

当院では予防に力を入れています。

歯ブラシの指導によるセルフケアの徹底、クリニックにおけるprofessional tooth cleaning、

院長自身が虫歯治療をここ20年ほどしていませんし自分の歯を大切にまず守ることを実践しています。

インプラントの前にまず予防 これをキーワードにお考え下さい。

Opeだけでなく上部構造の制作も大切

先日インプラントの上部構造の印象を3本取りました

インプラントは連続する場合連結をすると色々な理由から有利とされています。

ただしそのためには型どりを行った後に1度口腔内にてパターンレジンといわれるもので

インプラント上部構造のコーピングを固定するという作業が必要になります。

そしてそのパターンレジンにて固定したものを制作サイドで後ロウという作業を行います。

そして完成に至ります。

このようにインプラントはOpeだけでなく上部構造の制作にもテクニックならびに思考が必要になります。

インプラントとホワイトニング

当院ではインプラント治療以外にもホワイトニングなどの審美歯科治療を行っています。

ホワイトニングとインプラント両方を行われるケースもあります。

そういった場合にはどのように治療を進めていくことになるでしょうかというご質問を受けることがあります。

ホワイトニングは早期に行いすぎると再着色をきたしインプラントの上部構造を入れる段階になってまた再度ホワイトニングをしたいといけないことになることもあります。

ですが直前過ぎるとホワイトニングの色の落ち着きなどがないので直前もよくありません。

ですので2週間から3週間前からスタートするのがベストと考えています。

ホームホワイトニングも併せて行われるとなおいいかと思われます。

インプラントの上部構造はセラミックになりますがホワイトニングではお自身の天然の歯は白くなりますがセラミックのような人工の歯は白くなりません。

ですので黄色いセラミックをいれてしまうとセラミックを再度やり換えない限り白くなりませんので白いセラミック希望の方はホワイトニングをされている病院でご相談されないダメです。

とくに上の前歯はよく見えるところなのでインプラント治療ホワイトニング治療セラミック治療をうまく組み合わせて歯医者さんでしてもらわないと後悔することになります。

インプラントと歯間ブラシ

先日インプラントのメインテナンス中の患者さんでいらっしゃったのですがインプラントが回転するとのこと。

詳しくお話を伺うと歯間ブラシを行ったとのことでした。

歯の間を清掃する道具にはフロスと歯間ブラシがあります。

歯間ブラシはふろすより大きくなかに針金様の金属が入っているので歯を押す力が強くなります。

元々インプラントは回転しやすいものです。中のアバットメントといわれる部分がフィクスチャー部分とねじ固定されているためです。

インプラントの上部構造が回転してしまうと最悪やり直さないといけないケースも出てきます。今回は対応をしてやり換えなくて済みました。

元々歯間ブラシは使用しないようにお話をしてはいましたが、たまたま使用されたとのことでした。

複数インプラントの2次Ope

先日インプラントの2次Opeを行いました。

インプラントのフィクスチャー部分を歯肉の中に全て隠している1次Ope。

そのヒーリングキャップにヒーリングアバットメントを装着し歯肉の中からインプラントの一部を出すというものになります。

つまりフィクスチャー部分と上部構造を連結するアバットメントを装着するための前処理を行いました。

この手技から3週間あけて型どりを行いインプラント上部構造を制作していくかたちになります。

複数本のインプラントケースになりますので上部構造は連結形態をとりますので型どりをしてから連結操作を行い完成させますので通常の1本のインプラントケースに比べて治療回数が1回多くなります。

インプラントとMRI検査

よく質問を受ける内容にMRI検査を受けて大丈夫ですかというものがあります。

結論から言うと大丈夫です。

MRI検査で問題となるのは磁力です。

つまり磁力に影響を受ける金属がダメだという事になります。

磁力に影響を受ける金属ですと、発熱の危険や検査で画像が乱れるリスクがあります。

しかしながらインプラントで使われる金属はチタン製で磁力の影響を受けない金属になります。

例外的にチタン製の金属に追加して磁力に影響を受けるものをインプラント治療で使う場合がありますが、その場合は注意は必要となります。

その場合はインプラントデンチャーと言われるマグネットの入った入れ歯をインプラント装置と磁力で安定させるものになります。

通常このような治療が行われる場合担当の歯科医師よりMRIについてお話があると思います。

インプラント治療とブリッジ治療のお話

今回はインプラント治療とブリッジ治療の比較についてお話ししたいと思います。

インプラント治療は歯を失ったところに歯を入れるわけですがその支えとなるのは骨になります。

つまり隣の歯に負担をかけません。

それに反してブリッジ治療は支えとなるのは隣の歯になります。

その治療において隣の歯に負担をかけます。

力の負担、清掃性の負担がかかります。

つまり隣の歯が悪くなりやすくなります。

1本歯を失うと2本の歯で支えることになります。

2本歯を失うと3本から4本の歯で支えることになります。

つまり歯を失った数の倍近くの歯に負担をかけてしまいます。

ですのでインプラント治療が推奨されるわけです。

 

インプラントの治療期間について

治療の期間について質問を受けることがよくあります。

今回はその期間について簡単にお話しします。

歯を抜いてから通常4か月ほど骨の回復を待ちます。

CT撮影を行い骨の回復状態を見てインプラントOpeができるか最終判断をします。

インプラントOpe(1回目、1次)を行います。

Ope(1回目、1次)後2か月から4か月ほど待ちます。

Ope(2回目、2次)を行います。

Ope(2回目、2次)後1か月ほど待ちます。

型どりを行い、最終的な人工歯(かぶせもの)を装着します。

以上が大きい流れです。歯を抜くところからスタートすると最短7か月、最長9か月かかります。