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インプラントと歯間ブラシ

先日インプラントのメインテナンス中の患者さんでいらっしゃったのですがインプラントが回転するとのこと。

詳しくお話を伺うと歯間ブラシを行ったとのことでした。

歯の間を清掃する道具にはフロスと歯間ブラシがあります。

歯間ブラシはふろすより大きくなかに針金様の金属が入っているので歯を押す力が強くなります。

元々インプラントは回転しやすいものです。中のアバットメントといわれる部分がフィクスチャー部分とねじ固定されているためです。

インプラントの上部構造が回転してしまうと最悪やり直さないといけないケースも出てきます。今回は対応をしてやり換えなくて済みました。

元々歯間ブラシは使用しないようにお話をしてはいましたが、たまたま使用されたとのことでした。

複数インプラントの2次Ope

先日インプラントの2次Opeを行いました。

インプラントのフィクスチャー部分を歯肉の中に全て隠している1次Ope。

そのヒーリングキャップにヒーリングアバットメントを装着し歯肉の中からインプラントの一部を出すというものになります。

つまりフィクスチャー部分と上部構造を連結するアバットメントを装着するための前処理を行いました。

この手技から3週間あけて型どりを行いインプラント上部構造を制作していくかたちになります。

複数本のインプラントケースになりますので上部構造は連結形態をとりますので型どりをしてから連結操作を行い完成させますので通常の1本のインプラントケースに比べて治療回数が1回多くなります。

インプラントとMRI検査

よく質問を受ける内容にMRI検査を受けて大丈夫ですかというものがあります。

結論から言うと大丈夫です。

MRI検査で問題となるのは磁力です。

つまり磁力に影響を受ける金属がダメだという事になります。

磁力に影響を受ける金属ですと、発熱の危険や検査で画像が乱れるリスクがあります。

しかしながらインプラントで使われる金属はチタン製で磁力の影響を受けない金属になります。

例外的にチタン製の金属に追加して磁力に影響を受けるものをインプラント治療で使う場合がありますが、その場合は注意は必要となります。

その場合はインプラントデンチャーと言われるマグネットの入った入れ歯をインプラント装置と磁力で安定させるものになります。

通常このような治療が行われる場合担当の歯科医師よりMRIについてお話があると思います。

インプラント治療とブリッジ治療のお話

今回はインプラント治療とブリッジ治療の比較についてお話ししたいと思います。

インプラント治療は歯を失ったところに歯を入れるわけですがその支えとなるのは骨になります。

つまり隣の歯に負担をかけません。

それに反してブリッジ治療は支えとなるのは隣の歯になります。

その治療において隣の歯に負担をかけます。

力の負担、清掃性の負担がかかります。

つまり隣の歯が悪くなりやすくなります。

1本歯を失うと2本の歯で支えることになります。

2本歯を失うと3本から4本の歯で支えることになります。

つまり歯を失った数の倍近くの歯に負担をかけてしまいます。

ですのでインプラント治療が推奨されるわけです。

 

インプラントの治療期間について

治療の期間について質問を受けることがよくあります。

今回はその期間について簡単にお話しします。

歯を抜いてから通常4か月ほど骨の回復を待ちます。

CT撮影を行い骨の回復状態を見てインプラントOpeができるか最終判断をします。

インプラントOpe(1回目、1次)を行います。

Ope(1回目、1次)後2か月から4か月ほど待ちます。

Ope(2回目、2次)を行います。

Ope(2回目、2次)後1か月ほど待ちます。

型どりを行い、最終的な人工歯(かぶせもの)を装着します。

以上が大きい流れです。歯を抜くところからスタートすると最短7か月、最長9か月かかります。